フロン排出抑制法管理者向けマニュアル 2016年2月
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3適切な設置と設置する環境の維持保全これまでのフロン対策の経緯2009年末で全廃オゾン層保護地球温暖化防止新たな対策が必要●機器に損傷をもたらすような振動源を周囲に設置しないこと。●機器の周囲に点検・修理のために必要な作業空間を確保すること。●機器の周辺の清掃を行うこと。冷蔵庫・空調機器の冷媒として使用されていたCFC(クロロフルオロカーボン)等が大気中に放出され成層圏に達するとオゾン層を破壊することが、1970年代から指摘されるようになりました。機器の損傷等を防止するため、適切な場所への設置、設置する環境の維持保全を図る必要があります。オゾン層破壊メカニズムの発見排出量の削減を義務付け産業界等の取組により排出が抑制されてきたが・・・産業界等の取組により排出が抑制されてきたが・・・フロン排出抑制法施行1985年ウィーン条約採択1987年モントリオール議定書採択1992年気候変動枠組条約採択1997年京都議定書採択特定フロンCFC特定フロンHCFCCFC先進国では2020年途上国では2030年原則全廃HCFC代替フロンHFC2020年に向けて排出量増加の見込み段階的に生産量・消費量を規制代替代替(例)R22冷媒(例)R407C/R410A冷媒冷制物質ごとに定められた削減スケジュールに従い、その生産量及び消費量を段階的に削減・全廃するとともに、非締約国との規制物質の輸出入の禁止又は制限等を規定しています。今回のフロン排出抑制法が施行された背景と経緯を簡単にまとめたので見てみましょう!参考:フロン排出制御法の概要(環境省・経済産業省)1970年代1980年代1990年代2000年代2010年代2015年2020年代ちょっと一休み特定フロン(CFC、HCFC)代替フロン(HFC)冷媒転換(低GWP化)111997年に京都で開催された地球温暖化防止京都会議(COP3)。二酸化炭素、ハイドロフルオロカーボン(HFC)などの全6種類の温室効果ガスについて、先進国の排出削減について法的拘束力のある数値目標などを定めた。代替代替

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