業務用ヒートポンプ給湯機 2007年5月
24/36

23標準配管工事例ほっとパワーエコ-ウルトラBIG水配管ヒートポンプユニット8台、開放型貯湯タンク12トンの設置例(1)受水槽からシステムタンクユニットへの給水圧力が100kPaに満たない場合は、加圧ポンプで加圧してください。(2)システムタンクユニットへの供給配管には減圧弁(80kPa)を設置してください。(3)水内の砂等の固形物、腐食生成物等が存在すると、局部的な腐食や装置内の部品にダメージを与えることがあります。これらの異物の混入を防ぐため給水側には必ず清浄可能なストレーナ(60メッシュ以上)を設けてください。(4)システムタンクユニットの前後には止水弁を設けてください。(5)システムタンクユニットの前後には、緊急時やサービス時にシステムタンクユニットを短絡できるよう、冷水側・温水側双方に止水弁を挿入したバイパス回路を設けてください。(6)ヒートポンプユニットには、個別に切り離しができるよう冷水側・温水側双方に止水弁を設けてください。(7)異種金属同士を直接接続すると、電食による腐食が発生することがあります。異種金属の組合せにより電食の恐れのある場合は、両金属管に絶縁性の材料を挿入してください。(8)開放型貯湯タンクの出湯口には逆止弁を設けてください。(9)開放型貯湯タンクのオーバーフロー配管は、止水弁を設けずに間接排水口に導入してください。またこのとき、配管開放部に防虫網を設置してください。(10)ドレンは開放型貯湯タンクの底面で最も低くなるところに設置してください。(11)階下給湯など、開放型貯湯タンクが渇水した場合に出湯回路への空気混入によるトラブルの恐れがある場合は、緊急給水弁を介して給水ができるようしてください。(12)システムタンクユニット・ヒートポンプユニット・開放型貯湯タンク間の配管は断熱してください。(13)冬季に気温が零下になる場所に設置する場合は、凍結の恐れのある配管すべてに凍結防止ヒーターを巻いてください。配管設計における注意事項

元のページ  ../index.html#24

このブックを見る