吸収冷温水機/吸収冷凍機2004年2月
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吸収冷温水機二重効用吸収冷凍機【TAD形】溶液ポンプのインバーター制御等により、定格のみならず部分負荷にいたる全領域において優れた省エネルギー化を達成。さらに冷却水温度は15℃まで運転可能なので冷却水の温度制御装置等の設備費の低減と共に更なる省エネが図れます。(4.3kg/h ・Rtの省エネルギー仕様にもオプション対応可能)冷凍機の制御盤として実績のあるマイコン盤をさらに改良。●始動時の立上がり時間を10~15分に短縮●停止時の希釈運転を短縮●冷水、冷却水ポンプ、冷却塔ファンの連動回路の標準装備●運転状態のデジタル表示高温再生器温度    冷水出入口温度   温度計測・高温再生器出口温度 冷却水出入口温度  ・冷媒蒸発温度・高温再生器入口温度 冷凍機運転時間   ・冷媒凝縮温度・高温再生器露点温度 冷媒ポンプ運転時間 ・吸収器溶液温度冷凍機発停回数    溶液ポンプ運転時間 容量弁開度●故障回避回路による故障停止回避機能付●プリアラームによる予防保全が可能●瞬停対策回路を標準装備蒸気ドレンはフラッシュしにくいように90℃以下で排出します。冷凍機内部で発生した不凝縮ガスは溶液ポンプの吐出圧を利用したエジェクタで冷凍機運転中常時抽気タンク内に貯蔵され機内は清浄に保たれます。抽気タンク内の不凝縮ガスはパラジュウムセルにより機外に自動的に排出されるため一般空調用途での抽気作業は不要です。なお運転時間が長く不凝縮ガスの発生が多い場合は自動抽気装置を追加することも可能です。コールドスタート時の過大な蒸気の消費を防ぐため、蒸気弁をスロースタートさせ、ボイラ側に支障が生じにくい運転方式を採用しています。チューブ点検清掃に便利なよう、冷却水系の水室を横向きにしました。また水室カバーはヒンジ付きのため、現地での工事が容易です。特長(150~700USRtクラス)グレードアップした新TOP盤を搭載蒸気ドレン温度90℃以下日常運転の抽気作業は不要です起動時の蒸気量を抑制冷却水系の水室は横向き30省エネルギーです二重効用吸収冷凍機〈TAD形は〉蒸気消費量が少なく、きわめて効率の高い冷凍機です。さらにマイコン盤の改良により、最適な運転制御と運転情報管理の両面で高機能化を実現しました。注)実線はTAD型の部分負荷特性、波線は従来機の部分負荷特性を示します。

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