温水ボイラー2003年8月
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12温水ボイラー温水ボイラーシリーズ[機種選定と配管施工のご注意] (1)暖房専用を給湯用には使用しないでください。(2)給湯用で銅配管を使用する場合は電気防蝕形を使用することをおすすめいたします。その場合でも防蝕効果は配管までおよびませんので、銅配管施工の場合鋼管部分を設けないようにしてください。(3)逃し管はプラグでふさがないでください。1.給水管は必ず温水還り管に接続してください。ボイラーに直接冷水を入れることはボイラーの耐久上好ましくありません。2. 逃し管は内径25mm以上を使用してください。寒冷地では凍結に対して防止処置を採ってください。3.暖房缶で、逃し弁を使用する場合、エアだまりを防止するため必ず自動エア抜弁を取付けてください。逃し管ソケット逃し弁自動エア抜弁シスターンシスターン逃し弁逃し弁暖房器貯湯管往水往水還水還水給水給水参考資料大気汚染防止法この法令により、伝熱面積10m2以上(1部地域では5m2)、または燃料消費量50/h以上のボイラーを、工場または事業場に設置する場合はばい煙発生施設としての届出が必要です。■ばい煙発生施設設置使用届(提出部数3部) 1.届出先……都道府県知事(一部地域では市長) 2.提出期限……工事開始60日前3.ばい煙発生施設の構造(ボイラー全体図、バーナー図面、電気配線図添付) 4.ばい煙発生施設の使用方法5.ばい煙の処理の方法6.据付場所平面図7.付近見取図8.使用燃料分析表の写し9.緊急連絡先の電話担当者消防法各地域の火災予防条例により「火を使用する設備」として所轄の消防署への届出が必要です。■火を使用する設備等の設置届(提出部数2部) 1.届出先……所轄消防署長2.提出期限……設置工事着工7日前3.火を使用する設備等の設置届出書(様式) 4.ボイラーの構造図、電気配線図、仕様書5.据付場所平面図6.付近見取図7.燃料の配管系統図■指定数量以上の危険物の取扱い1.指定数量(灯油1,000、A重油2,000)以上の危険物を貯蔵及び取扱いについては危険物貯蔵所(取扱所)設置許可申請書を提出し許可を受けねばなりません。2. 危険物貯蔵所(取扱所)を所有するものは甲種または乙種危険物取扱者の中から保管監督者を定めて届出なければなりません。3.また指定数量未満の貯蔵(取扱)については少量危険物貯蔵取扱の届が必要です。建築基準法による煙突高さ(建築基準法施工令第115条第1項第8号) ■ボイラーの煙突の煙道接続口の中心から頂部までの高さは次式に適合するものとすること。ただし特別な調査または研究の結果(HASS規格等)に準じて算出されたものによることができる。1VQ20.02h≧Av2(3600)(√Av +0.3n+0.6)+2.0(Pb-Zf) h:ボイラーの煙突の煙道接続口中心から頂部までの高さ(m) Av: :煙突の有効断面積(m2) V:燃料の単位当りの排ガス量(m3/kg、m3/m3) (別表またはJISB8222等による) Q:燃料消費量(kg/h、m3/h) L:ボイラーの煙突の煙道接続口中心から頂部までの高さ(m) n:煙突の曲りの数Pb:ボイラー内通風抵抗(kg/m2、mmAq) Zf:ボイラー送風機の通風力(kg/m2、mmAq)(Pb-Zf=0で計算してください) ■ボイラーの煙突の防火上必要な構造の基準ボイラーの煙突の地盤面からの高さ(H)は、15m以上(重油、軽油、灯油、コークスまたはガスを使用するボイラーにあっては9m以上)とすること。ただし地形その他の周囲の状況等により、防火上支障のない場合においてはこの限りではない。■煙突の適用が除外される条件燃料消費量が25kg/h(ボイラーの定格入力14万kcal/h程度)未満のもの。特定行政庁がこれの規定によることを必要としないと認めた場合。HG.L燃料の種類燃料の名称灯油A重油都市ガス都市ガス都市ガスLPガス低発熱量10,400kcal/kg 10,200kcal/kg 4,000kcal/kg 4,500kcal/kg 10,000kcal/kg 23,000kcal/kg排ガス量15.3m3/kg 15.0m3/kg 6.2m3/m36.9m3/m314.7m3/m333.3m3/m3

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