ベル・エアー
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Q3. 施設のリノベーションにあわせて、空調設備の更新を予定しておりますが、予算や工事の都合上、あまり大規模にはできません。なるべくなら現在の設備を再利用できるところは極力生かしたいのですが、そのようなことは可能ですか? 因みに現在の設備は2管式といわれるものです。 A3. 従来の2管式のファンコイルユニットの場合、建物全体で冷房か暖房のどちらか一方しか運転できませんでした。しかしファンコイルユニットとインバーターヒートポンプユニットを一体化したAEMSは、2管式でも冷暖房同時運転を可能にした画期的なシステムです。新たに4管式配管の設備投資をすることなく、今お使いの2管式配管をそのまま利用して簡単に、低コストで施工することができます。 Q4. お客様のリクエストに合わせて、冷房と暖房を同時に運転するとなると、ランニングコストも増加するのではないかと心配です。また、それによって管理が複雑になると人の問題もでてくるのでは。 A4. ネットワークを活用したビル管理システムを構築することで、熱源や電気設備の運転情報を一括して管理・制御します。ですから、空室はオフにするなど徹底的に無駄を省くことができます。人件費もかかりませんし、システム全体を効率的に運用することで、節電や省エネ効果も期待できます。 Q5. くつろいでいただける空間をご提供するために、快適な温度や湿度であることはもちろん、静寂性も要求されます。最近では空調の音に関してもお客様は大変敏感で、ご意見やご要望が増えています。その点はいかがでしょう? A5. 起動音や停止音もほとんどなく、運転音も大変静かです。BGMのない料亭でも、空調の音が全く感じられない静寂さにご好評いただいております。ホテルの客室や病院の個室といった、静けさを要求されるくつろぎの空間にふさわしいシステムといえるでしょう。 Q6. 施設運営をする上で、環境問題は避けて通れない時代です。私どもの施設では、人にはもちろん、環境にもやさしい施設でありたいと考えていますが、このシステムは環境への配慮はなされていますか? A6. 各部屋の排熱は水に排出し、回収して再利用します。また、効率の高い冷媒を採用することで、省エネ効果が飛躍的に向上し、消費電力の低減にも成功しました。CO2の排出量を抑えて地球温暖化の抑制にも寄与します。

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