東芝キヤリア技術史
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+ 製品技術コロナ放電空間イオン化線(タングステン線)清浄空気集塵板ー日本初世界初日本初日本初日本初1959年国産ウインドタイプエアコンの富士生産を開始1961年スプリット形家庭用エアコン 発売1968年セットフリーエアコン 発売 (注1)1968年ロータリーコンプレッサ搭載エアコン販売 1971年家庭用2室マルチ 発売(室外機分岐/室内直列配管方式)1978年マイコン搭載家庭用エアコン 発売1972年窓用たて形家庭用エアコン 発売1990年 RAS-S281YTRで家庭     でも洗いやすい構造に     進化1979年レリース回路搭載日本初能力可変家庭用エアコン 発売1981年インバーター搭載家庭用 世界初能力可変家庭用エアコン 発売1981年電気集塵機内蔵業界初家庭用エアコン発売2008年 空清がメンテナンスフリー化 コレクタの代わりに熱交換器で 集塵し、アクア洗浄で機外排出① プラスに帯電② 熱交換器で集塵③ アクア洗浄で  機外に排出15(注1)ロータリーコンプレッサを搭載したロータリーエアコンの発売は、それを訴求して発売した昭和43冷凍年度(1968年10月~1969年9月)商品のRAC-61B, -81Bとされる事が多いが、実際にはその前年度機種の後期に、RAC-61S2、RAC-81S2として、ロータリーコンプレッサを搭載して販売したのが最初である。1953年(昭和28年) 日本初国産1馬力ウインドタイプエアコン 輸入を含め市場の主流は3/4馬力だったが、日本の高温多湿気候を鑑みて、1馬力を開発。1馬力のコンプレッサがなかったため1/2馬力のコンプレッサを2基搭載する当社独自設計である。1961年(昭和36年) スプリット形ルームエアコン 世界初となる家庭用スプリット形エアコン。日本の家屋構造を鑑みて、振動、騒音が大きい圧縮機を室外に分離する事で快適性を高めた。 これにより室内機の設計自由度が増し様々な形態が出現するきっかけとなった。壁掛もその一つである。空気清浄機搭載  それまでの産業用途の電気集塵機をコンパクトにしてエアコンに搭載。0.01μmまでの目に見えない塵や埃をプラスに帯電させ、マイナスの集塵コレクタで強制的に吸着させる2段電極式電気集塵機である。東芝では1981年の初出から2段電極式にこだわりあり。1988年 RAS-251BVRで2段式空気清浄機1981年  RAS-185YKCに搭載     が進化して登場     2段電気集塵機構造     空清に加えて脱臭フィルターも装備3.6KVRAC-101CLU-71/CUA-7H1968年(昭和43年)セットフリーエアコン ポンプ、散水ファンによる水空冷方式凝縮器を内蔵した水空冷式簡易据付形空調機で部屋間を移動する事も可能で、セットフリーエアコンと呼ばれた。市場で大好評を博し業界をリード。ヨーロッパ、カナダにも輸出された。1978年(昭和53年) マイコン搭載最薄壁掛けエアコン 業界初のマイコンを搭載し、風量自動コントロールや精緻なタイマー運転等ができた。さらにターボファンを2基搭載し、超薄型は奥行12cmを実現した。RAC-61SFRAS-185SKV1981年(昭和56年)家庭用インバータエアコン 世界初の家庭用インバータ搭載エアコン。外気温が低い時のエアコン暖房の「弱い、遅い、高い」のイメージを一掃、エアコンに大変革をもたらした。RAS-225PKHV/RAS-225PAHV1988年(昭和63年)二段式電気集塵機搭載エアコン 高効率、低振動のツインロータリーコンプレッサーを業界に先駆けて搭載し、基本性能を大幅に向上させた。 また、効率をを高めた二段式電気集塵機と脱臭フィルターを搭載し「ツインエアクリーナー」と呼称した。RAS-251BVR1960(S35)・東京電機((株)東芝の前身)が 米国GE製家庭用小型冷房機を輸入、 「芝浦ルームクーラー」として販売開始1953年国産1馬力ウインドタイプ家庭用エアコン 発売1965(S40)1st Generation1955(S30)1970(S45)1975(S50)1980(S55)1985(S60)

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