東芝キヤリア技術史
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25世界初世界初MCU:4bit CISCROM:1kB/RAM:48 × 4bit4bit時代1988年電源同期シリアルリモコン通信1987年インバータ基板一枚化インバータ駆動回路部品を基板実装し、さらなる小形化を実現。1989年2~6HPインバータをラインナップ2~6HPをスクロール、5~6HPをロータリーで、インバータ採用機種をフルラインナップ。業務用はこの後も一定速が主流の業界であったが、オールインバータ化が完成するまで、常にインバータ化率で他社を圧倒した。8bit時代16bit時代331978年マイコン制御(室内機)▲交流(AC)インバータ(正弦波近似パルス幅変調方式)1981年世界初ACインバータ制御MCU:4bit CISC(室外機)ROM:2kB/RAM:128 × 4bit1981年室内外電源同期シリアル通信1981年家庭用インバータエアコンBUS-225PKHVに搭載・ 業務用で採用したインバータをさらに1/3のサイズに小型化し家庭用に展開・ 100V電源のため倍電圧整流方式採用・ 専用小形ジャイアントトランジスタ開発(室内外電源同期シリアル通信に対応)▲交流(AC)インバータ(正弦波近似パルス幅変調方式)ACモータ1980年業務用インバータエアコンRAV-46HTYに搭載。一般的な産業用から1/6のサイズまで小形化。最新鋭のジャイアントトランジスタ搭載。駆動する圧縮機はJ3シリーズ(TH200JA-P)レシプロタイプである。1985年ADコンバータ内蔵(室内機)MCU:8bit CISC1986年ADコンバータ内蔵(室外機)MCU:4bit CISCROM:4kB/RAM:256 × 4bit1988年カスタム・ビル用マルチエアコンの室内機統合通称「コンポシステム」(一定速室外機にもシリアル信号で動作する制御搭載)1983年 赤外線リモコン通信1986年スーパーマルチ用インバータ業務用エアコンのインバータ採用範囲の拡大。中形エアコン用は、さらに出力範囲拡大へ歩みを進める。ROM:4kB/RAM:256B▲直流(AC)インバータ(120°通電短形波)▲DCブラシレスモータ1993年DCインバータ内蔵(室外機)MCU:16bit CISC1992年AI-NETWORK開発 カスタム、マルチの統合コントール (BUS通信による無極性2線化)1996年タッチパネル式ウォールインコンピュータ(60系統)1992年集中管理リモコン(16系統)1993年世界初DCインバータDCブラシレスモータを搭載したRAS-281UTR1を発売。DCインバータ採用で大幅に効率UPを実現。1993年海外向400Vインバータ海外向けマルチエアコンにインバータを搭載し、インバータ機種はグローバル展開を進める。ROM:16kB/RAM:488B1999年赤外線双方向通信リモコン(16系統) 室内機から情報を取得し、リモコンに外気温や運転状態を表示インバータ & グリーン戦略の拡大方式よりも効率を大幅に引き上げる事ができる一方、定格~高負荷時は2基のインバータで駆動する事で約1.7倍の高電圧をオープン巻線に印加することが可能となる。2基のインバータでモータを駆動する際に損失増大要因となる零軸電流を抑制することで、高負荷領域での効率向上に成功。つまり全域高効率を実現するという画期的な駆動制御技術となっている。■ (図3)制御の歴史1980(S55) このように制御技術は当社のインバータ&グリーン戦略を支えるコア技術として今後も進化を続けていく。6- 振り返ると、当時最新の技術を自ら学び、取り込み、あるいは創出してエアコンの発展を先導してきた先駆者の実際の努力1985(S60)1990(H2)1995(H7)MCUシステム/通信家庭用インバータ業務用インバータ要冷機器/給湯/熱源機用インバータさいごに

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