東芝キヤリア技術史
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業界初業界初業界初業界初業界初業界初iF DESIGN AWARD2019受賞▲高効率制御1990年A-50PJサイズ50%Pjで、インバータを小型化。現在と同等の形状にて製品化。1998年高力率DCインバータ制御(室外機)MCU:8bit CISCROM:132kB/RAM:1kB1999年R140Aパワーエコ全ラインナップにDCインバータを搭載。インバータ & グリーン戦略のスタート。2001年ベクトル制御(室外機)MCU: 16bit DSP2002年TCC-LINK通信システム多彩な応用制御機器への接続を実現2004年ローカルサーバ型遠隔監視システム(LinuxOS採用)2001年ベクトル制御インバータACCT + 補正回路によりモータ電流を検出し、安価な制御回路によるベクトル制御を実現し、さらに高効率・低騒音。▲DCベクトル制御(180°度通電正弦波)▲デュアルステージ2003年スーパーモジュールマルチ(SMMS)DCインバータ+コンプレッサを2台搭載したAIデュアルインバータシステム。2001年ベクトル制御インバータ家庭用で採用したベクトル制御インバータを業務用に展開、効率向上と静音化を実現。業界初2002年屋内設置冷凍機用 & ショーケースレシプロコンプ用インバータを開発し、屋内設置冷凍機に採用。2003年R410A給湯暖房機R410A給湯暖房機用インバータを開発ROM: 4kB/RAM: 1kBROM:128kB/RAM:6kB▲SPS制御2006年S・P・S制御インバータ(スマートプレスイッチング)低損失パワーデバイスの高効率駆動技術。 2010年SMMS-iインバータ + コンプレッサーを最大3台搭載したベクトル制御インバータ2007年All Flash マイコン搭載(室外機)MCU:32bit CISCROM:128kB/RAM:8kB32bit時代2006年スマートプレスイッチング制御(室外機)MCU:32bit RISC2003年ROM:256kB/RAM:10kBベクトル制御2ch(ファン + コンプレッサ)(室外機)MCU:32bit CISC● C言語プログラミング省エネシーマス2010年エネルギーモニタにより消費電力などの運転状態の見える化を実現2008年Web対応集中コントローラ2008年仕切り板取付で小形化ローティア専用設計で、小形インバータの究極の小形化として、仕切り板取付構造を実現。2007年スーパーパワーエコキューブ4端子形シャント抵抗採用により10rps運転を実現しAPF向上。IMP採用による回路簡素化により1枚基板化、サービス向上。2012年省エネneoリモコン 簡単操作で、省エネ・節電設定2012年インターリーブPFC制御インバーター製品のAPFと低音性能の向上のため直流電圧昇圧技術によりコンプレッサモータの高巻線化に対応。インターリーブPFC回路を搭載し、既存のINV搭載スペースに収納する1枚基板化を実現。2009年CO2給湯機(エコキュート)高効率インバータ※ 全運転範囲に高効率運転を実現  (高速演算ベクトル制御)  (0.6Hz刻みの無段階コントロール)2010年ユニバーサルスマートX(モジュール連結 INV化)世界最大容量のDCツインロータリーコンプレッサ4台と業界最大出力のDCファンモータ4台をベクトル制御し、かつインバータ装置同士にて協調制御する事でシステム全体として最適化制御。業界最高の冷却COPおよび期間成績係数(IPLV)7.50を実現。▲インターリーフ制御ROM:128~512kB/RAM:6~32kB2020年TCC-LINK.u通信システム接続台数拡大、サービス。ソリューションへの対応力強化を見越した、通信システムを開発2016年海外向超小形インバータ・高集積化設計による制御基板の小形化技術。・入力電流の正弦波による高調波電流抑制技術。業界初2015年SMMS-e高効率VRF用インバータ※ 全運転範囲に高効率運転を実現 (高速演算ベクトル制御) (0.6Hz刻みの無段階コントロール)2016年スーパーパワーエコゴールド(8,10HP)低損失昇圧チョッパ回路(高効率昇圧回路採用)(実使用領域の省エネ性向上)(振動抑制制御による超低速運転)業界初2015年ユニバーサルスマートX3シリーズ PWMコンバータ標準搭載高効率VRF用インバータ電圧・電流波形補正にて力率を改善し高調波を抑制するPWMコンバータを業界で初めて搭載。効率向上と据付の自由度を拡大。2019年128系統タッチスクリーンコントローラ・スクロール画面にて機器稼働状況の 全体把握を容易化・高機能、多機能な機器管理を直感的な シンプル操作で実現2020年SMMS-uデュアルステートインバータ1つの大容量コンプレッサを2つのインバータの結線切り替えにて駆動。広い負荷領域で高効率化を実現。34と苦労は計り知れない。それとともに、新しい技術を自ら学び、その経験の上に獲得したからこそ、次の技術に手が届いたということも見えてきた。 一方、マイコン技術ひとつをとってみても、最初に搭載したマイコンの演算能力は低かったものが、今では飛躍的に向上しており、その流れは今後も止まらない。黎明期には最新技術をより早く取り込み、さらに次の技術に繋げることが命題であったが、今で2000(H12)2005(H17)2010(H22)はそれに加えて、顧客や社会課題の解決のためにどんな価値を創造できるのか、「コト」のデザインや、システム技術、アプリケーション等も重要になっている。 いずれにせよ、世の中にまだない「モノ」や「コト」を産み出すのはメーカー技術者に与えられた特権であることに変わりはない。だからこそ、常に世の中の兆しに目を配り、『自分がやりたい何か』を抱いて欲しいものである。2015(H27)2012年ARMコアマイコン搭載(室外機)MCU:32bit CISC2020(R2)

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