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プレスリリース

フラットなデザイン・新セルフクリーン機能・省エネ(全機種2015年省エネ法APF基準値をクリア注1)の 3つの面で生まれ変わった“スマートな店舗・オフィス用エアコン"

天井カセット形4方向吹出しタイプ室内ユニット「スマートカセット」 及び 省エネ形室外機「スーパーパワーエコ ゴールド」シリーズの発売について

2014年10月2日
東芝キヤリア株式会社

 当社(取締役社長:近藤 弘和、所在地:神奈川県川崎市)は、店舗・オフィス用エアコンの天井カセット形4方向吹出しタイプの室内ユニットと、省エネ形室外機「スーパーパワーエコ」シリーズをフルモデルチェンジし、2014年12月4日より発売を開始します。
 本商品は、室内ユニットへのフラットで直線的な天井パネルデザインの採用により、天井パネルの凹凸や曲線的な形状が天井にもたらす違和感を極力減らした“スマート・スタイル"、当社独自のセルフクリーン機能を搭載し、優れた省エネ性を長期間持続させる“スマート・クリーン"、全機種2015年省エネ法APF基準値をクリア注1し、様々な省エネ・節電機能を搭載した“スマート・eセービング"の“3つのスマート"を商品コンセプトとし、昨今の店舗・オフィス用エアコンに求められている、建築デザインとの融和、省エネ・節電ニーズ、低コストオペレーション化に対応しています。

主な特長

“3つのスマート"で店舗・オフィス用エアコンに求められるニーズに対応
1.スマート・スタイル
フラットで天井面に融和する、“業界最薄30mm注2"の天井パネルデザインと、真下への風落ちを防いで体感温度低下を防ぐ新フラップを採用
2.スマート・クリーン
省エネ性能を長時間持続注3。オンリーワンの“セルフクリーン機能"が進化
3.スマート・eセービング
新熱交換器・新ターボファン等の採用でエネルギー消費をセーブし、全機種2015年省エネ法APF基準値をクリア注1

商品化の背景と狙い

 地球環境保護の観点からCO2排出量削減のため、世界的に省エネが最優先で取り組むべき課題となる中、日本国内では昨今の電力事情により、ピーク電力を抑制する節電意識が高まっています。
 特に、店舗・オフィスにおいては、使用電力総量の約5割を空調が占めており注4、業務用エアコンには、より高い省エネ性能が求められています。
 当社は、業界で初めてインバーターを搭載するなど、業務用エアコンの省エネ化を他社に先駆け注力し市場を牽引してきましたが、この度、空調機からのCO2排出量の削減、更なる省エネ・節電を実現すべく、店舗・オフィス用エアコンの室内ユニット形態として過半数を占める「天井カセット形4方向吹出しタイプ」ともに「省エネ形室外機 スーパーパワーエコシリーズ」をモデルチェンジし、省エネ性能を一層向上させた新商品を発売します。

新製品の特長

1.スマート・スタイル
(1)フラットで天井面に融和する"業界最薄30mm注2"の天井パネルデザイン
 店舗やオフィスの天井面や天井材(内装ボード)の形状の多くは、「直線」や「四角形」で構成されているため、吹き出し口やパーツの組み合わせ部分に曲線的なデザインが採用されたり、吹き出し口の凸凹が目立ったりすると、これらが作り出す陰影によって、白色の天井面では違和感を覚える場合があります。特にデザイン性重視の建築等では天井パネルデザインの曲線や陰影が却ってノイズ(違和感)を広げてしまうケースもあります。
 今回の天井パネルデザイン “スマート・スタイル" では、天井パネルの厚さ(天井面から露出高さ)で業界最薄30mm注2を実現するとともに、フラップ閉時の吹き出し口の開口率をわずか9%注5に抑えることで余分な陰影を減らし、より鮮やかな白色を採用することで、白色の天井面により一層馴染み、建築デザインとの融和と快適な空調空間を創造します。

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(2)真下への風落ちを防いで体感温度低下を防ぐ、新「2枚翼フラップ」を採用
 また、吹き出し口には、停止時にピタリと閉じる新形状の「2枚翼フラップ<図1>」を今回初めて採用したことで、スッキリ&フラットな天井を表現し、かつフラップ内側の「2枚翼形状」 と 「L字形状リブ」 による気流コントロールで、天井汚れ(スマッジング)も抑制します。 更に、全ての吹き出し口をフラップでカバーし、吹き出し気流をもれなくコントロール可能とする構造に加え、フラップ開度を最小限に抑え、遮風材(当社別売部品)や市販の風落ち防止ウイング等が無くとも、真下方向の風落ちを大幅に抑制できる「風よけフラップポジション」設定注6を、お客様が自由に選択することが可能です(現地設定)。
 この「風よけフラップポジション」を使用すれば、室内ユニット直下の座席だけに風があたって肌寒いといった体感温度低下を防止することができます<図2>。


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2.スマート・クリーン

優れた省エネ性能を長時間持続。業界オンリーワンのセルフクリーン機能が進化
 室内ユニット熱交換器の塵・埃の目詰まりによる省エネ性能の悪化や、室内ユニット内に残留する汚れたドレン水を起因としたドレンポンプ故障は、お客様が室内ユニットを長くお使いいただく上での課題となっています。
 この課題に対し、室内ユニット熱交換器表面の親水性を長期間維持し、熱交換器フィンとフィンの間に付着する汚れを冷房運転中の結露水で洗い流す「アクア樹脂コーティング熱交換器」と、冷房運転停止後に室内ユニット機内の湿度を低下させる「乾燥運転」を搭載した「セルフクリーン機能」を従来機種より採用し、その対策を講じてきました。お客様から好評をいただいている従来機能に加え、本新商品では新たに、冷房運転停止後、熱交換器に残った結露水と一緒に洗い流される油・汚れを吸い出すとともに、室内ユニット内の汚れた残留水を半減する「残留水吸い出し運転」を追加搭載した「新セルフクリーン機能<図3><図4>」を採用し、購入後のメンテナンス性を更に向上しました。

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3.スマート・eセービング

(1)新熱交換器・新ターボファン等の採用でエネルギー消費をセーブ
 室内ユニット・室外機ともに熱交換器配管径の細径化等の省エネ化技術を採用し、室内ユニットファンモーターの高効率化や新型ターボファンを採用することで<図5>、全機種 2015年省エネ法APF基準値に対応しました(※1)<図6>。

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(2)スマート人感センサー(別売部品)
 別売部品の「スマート人感センサー」を取付けることで、入退室の少ない会議室や外回りが多くどうしても不在時間が長くなる営業部門の事務所スペース等、実際の執務人数が少ないエリアではサーキュレーションモード注7へ自動移行運転、または自動運転停止が可能となります。
 利用度の低いエリアや執務者不在エリアの不要な空調をエアコン自らが抑制することで、消費電力量の削減に貢献します。

(3)スマート節約運転
 皆様ご存じのとおり、同じ設定温度でも湿度やエアコン風量等によって体感温度が変り、快適感も異なります。
 スマートカセットの「スマート節約運転」では、室温・風量・外気温等の各種センサー値によって、室内が「体感温度上では“暖め過ぎ(暖房時)"“冷やし過ぎ(冷房時)"の状態」と判断したら設定温度を自動で補正。設定しておくだけで、“お任せで"“賢い"節約運転を行います。

新製品の概要

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【東芝グループ環境基本方針】

東芝グループは、「“かけがえのない地球環境”を、健全な状態で次世代に引き継いでいくことは、現存する人間の基本的責務」との認識に立って、東芝グループ環境ビジョンのもと、豊かな価値の創造と地球との共生を図ります。低炭素社会、循環型社会、自然共生社会をめざした環境活動により、持続可能な社会の実現に貢献します。

【お問い合わせ先】

本資料についてのお問合わせ先
広報室 TEL:044-331-7401
お客様からの商品に対するお問合わせ先
商品企画部 TEL:044-331-7414
 

プレスリリース記載の情報(商品価格/仕様、サービスの内容、お問い合わせ先等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

以上

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