業務用エアコンを安全に、正しくお使いいただくためのお知らせ
家庭用製品に関して、2009年4月より、長期使用品の事故防止を未然に防止することを目的に「長期使用製品安全点検制度・安全表示制度」が始まりました。
業務用空調機は対象商品ではありませんが、製造から10年以上ご使用いただいた空調機は部品が劣化(経年劣化)し故障の原因になる可能性があります。今後、安心してご使用いただくために安全点検、または早めのリニューアルをお願いします。
保守点検と保全が必要な部品と交換時期の目安
保守点検は以下を目的として行います。
①ランニングコストの低減②耐用年数の延長③故障の予防④快適性の維持⑤安全性の確保
定期的な点検により機能・性能の低下は以下の図に示すように耐用年数に差が大きく表れていきます。
特に⑤安全性の確保の為には、保全(部品の交換)が必要になります。
- ※1 経過年数は、頻繁な発停のない通常の使用状態で10時間/日、2500時間/年と仮定した場合
- ※2 点検とは、点検の過程で必要となった保全内容を含む
(社団法人 日本冷凍空調工業会 「業務用エアコンを長く安心してお使いいただくために」、2008年3月改訂版より)
経年劣化する部品、交換の目安
主にコンデンサ、リレー、モータ等があり、以下の時間を交換の目安としてください。
部品 | 用途 | 交換の目安 |
---|---|---|
コンデンサ |
|
25000時間 2500時間/年として10年 |
リレー |
|
25000時間 2500時間/年として10年 |
モーター |
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20000時間 2500時間/年として8年 |
その他部品は以下 日本冷凍空調工業会HPを参照ください。
日本冷凍空調工業会 業務用エアコン保守・点検について(保守・点検パンフレット)
定期的な保守・点検のおすすめ
- 一般社団法人 日本冷凍空調工業会(別窓で開きます)