ニュースリリース
コンデンシングユニット(冷凍機)の新シリーズ「PROCOOL(プロクール)」の発売について
~業界トップクラスの省エネ性能※1を実現~
2019年08月22日
東芝キヤリア株式会社
東芝キヤリア株式会社(本社:神奈川県川崎市、取締役社長:久保 徹)は、屋外空冷一体形冷凍機の新シリーズ「PROCOOL(プロクール)」を2019年7月31日より発売しました。10馬力以上のコンデンシングユニット(冷凍機)の発売は、25年ぶりとなります。「PROCOOL」は、当社の世界最大級の大容量DCツインインバータロータリーコンプレッサ※2を搭載し、業界トップクラスの省エネ性能を実現しました。
当社は、1994年以降8馬力以下の小形冷凍機の開発・販売に注力してきましたが、昨今のネットスーパーの普及や2020年6月に義務化される食品衛生管理HACCP等、コールドチェーン(低温流通)に対するニーズの高まりを受け、10馬力以上の大形冷凍機を新たに開発し、「PROCOOL」シリーズとして発売しました。当社が培ってきた空冷ヒートポンプ式熱源機の技術を活かして、業界最高クラスの高効率運転※3を実現し、CO2排出量およびランニングコスト削減に貢献します。
新商品の主な特長
1.大容量DCツインインバータロータリーコンプレッサ搭載を搭載し、業界トップクラスの省エネ性を実現
冷凍機は、低温物流倉庫や食品加工所等の冷蔵・冷凍用途等で使われており、常時運転しているため、全負荷運転時だけでなく、中・低負荷での部分負荷運転時の効率が重要となります。「PROCOOL」シリーズは、当社の世界最大級の大容量DCツインインバータロータリーコンプレッサを搭載し、業界トップクラスの部分負荷運転効率※4を実現しました。年間を通して、極めて効率の高い運転が可能で、高い省エネ性能を発揮します。
2.当社独自の三相PWMコンバータを標準搭載し、電源設備の低コスト化と省エネを実現
当社空冷ヒートポンプ式熱源機の主力製品であるユニバーサルスマートX3およびEDGEシリーズに搭載している三相PMWコンバータを「PROCOOL」シリーズにも標準搭載しました。高調波制御ユニットを別途設置する必要がなく、電源設備の低コスト化を図ることが可能です。また、三相PMWコンバータを搭載することで、力率99%を達成しました。
3.3つの運転制御モードを選択可能
1台の冷凍機で複数台のショーケースを冷却する「低圧一定制御」はもちろん、例えば精密な温度制御が必要な試験用恒温槽をヒータとのヒートバランスで温度制御できる「外部入力リニア制御」、また従来の一定速機のON/OFF制御と互換性のある「低圧ディファレンシャル制御」、3つの運転モードが選択可能です。
4.SDカードに運転データ保存、故障診断に活用可能
東芝のコンデンシングユニット(冷凍機)ならではのおすすめポイント
1.高い施工性
既設配管接続機能(圧力セーブ運転)を搭載しているため、液冷媒配管の断熱工事が不要、工事費を抑えることが可能です。
2.リスク分散性
コンプレッサが2台搭載されているため、バックアップ運転が可能です。
- ※12019年8月現在のスクロールコンプレッサを搭載した一般的な30馬力の冷凍機と比較した場合での当社調べ。
- ※22019年8月現在。DCツインインバータロータリーコンプレッサにおいて。当社調べによる。
- ※32019年8月現在のスクロールコンプレッサを搭載した一般的な30馬力の冷凍機と比較した場合での当社調べ。
- ※42019年8月現在のスクロールコンプレッサを搭載した一般的な30馬力の冷凍機と比較した場合での当社調べ。
東芝グループの環境ビジョン2050について
東芝グループは「地球と調和した人類の豊かな生活」を2050年のあるべき姿として描き、これに向けた企業のビジョンとして環境ビジョン2050を設定しています。「つくる、つかう、いかす・かえす」という製品のライフサイクルを通じて、社会の安心・安全と、まだ見ぬ感動や驚きを与える豊かな価値を創造すると同時に、環境影響低減のために「地球温暖化の防止」「資源の有効活用」「化学物質の管理」の3つの課題に取り組むことで、地球との共生を図っていきます。
お問い合わせ先
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