日本キヤリア株式会社

ニュースリリース

千葉市動物公園における心地よい空間創出の実証試験開始について

2020年08月07日

東芝キヤリア株式会社

 東芝キヤリア株式会社(以下、東芝キヤリア)は千葉市とともに、千葉市動物公園(以下、動物公園)内の展望デッキにおいて、井水により低炭素かつ低消費電力を実現するエアフローシステムを用いて心地よい空間の創出を目指す実証試験を8月7日から開始します。
 動物公園内の展望デッキは、園内のほぼ中心に位置しており、動物と触れ合うお客さまの憩いの場として開園当初から親しまれています。
 本実証試験では、展望デッキ内の噴水付近に東芝キヤリア製「FLEXAIR2」をベースに新たに開発したエアフローシステムを設置します。本システムは井水を使用して冷風および温風を供給するため、一般的な冷媒を使用する場合に比べCO2排出量を約1/5に削減するとともに省エネ運転を実現します。
 本実証試験において、井水を利用したエアフローシステムの実用化に向けた課題抽出を行い、同様の施設への適用も視野に実用化を目指します。
 東芝キヤリアは、本実証を通して、屋外レジャー施設等における心地よい空間の創出および自然エネルギーの利用拡大に向け、今後も技術開発を展開してまいります。

1.期間

夏季 2020年 8月7日(金曜日)~9月29日(火曜日)
冬季 2020年11月1日(日曜日)~1月31日(月曜日)

2.場所

千葉市動物公園 展望デッキ

3.実証試験の概要

 展望デッキ内の噴水横の2箇所に井水を利用したエアフローシステムを設置し、夏季は吹き出し口から出る冷たい気流、冬季は暖かい気流を左右に自動スイングするルーバーで遠くまで届けることで、お客さまに心地よい空間を提供します。
 本実証試験では、井水の温度、エアフローシステムの吹き出し温度、空間の温度分布を計測します。また、動物公園を管理するスタッフの皆様、来場者のご意見をお聞きすることで、屋外レジャー施設におけるエアフローシステムの実用化に向けた課題抽出や設計の基礎データを収集します。
 

実施場所全景/使用屋外エアフロ―システム
     実施場所全景                使用屋外エアフロ―システム

東芝グループの環境ビジョン2050について

 東芝グループは「地球と調和した人類の豊かな生活」を2050年のあるべき姿として描き、これに向けた企業のビジョンとして環境ビジョン2050を設定しています。「つくる、つかう、いかす・かえす」という製品のライフサイクルを通じて、社会の安心・安全と、まだ見ぬ感動や驚きを与える豊かな価値を創造すると同時に、環境影響低減のために「地球温暖化の防止」「資源の有効活用」「化学物質の管理」の3つの課題に取り組むことで、地球との共生を図っていきます。

本ニュースリリースに関するお問い合わせ先

東芝キヤリア株式会社 広報室 ℡044-331-7401

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