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プレスリリース

風量アップと静かさ、省エネ性などを実現したダクト用換気扇
「ツインエアロファンシリーズ」の発売について

2012年6月15日
東芝キヤリア株式会社

 東芝キヤリア株式会社(取締役社長:井上章、所在地:東京都港区)は、ダクト用換気扇の新製品として、換気風量アップを実現しながら運転騒音を低減させた機種や、DCモーターを搭載して消費電力を低減させた機種など「ツインエアロファンシリーズ」計6機種を、本年7月1日から順次発売します。
 新製品は、全機種に二つの方向から風を吸い込む両吸い込みファン「ツインエアロファン」を採用し、効率の良い送風をすることで換気風量を14%注1アップさせながら、運転騒音は3dB低減注1しています。また、DCモーター搭載機種は、消費電力を約4〜8割低減注2しています。

  • 注1:当社従来機種DVF-G14CL4と新機種DVF-T14CLとの比較。ダクト配管30m相当、60Hzでの値。
  • 注2:当社従来機種DVF-G14CLQD3と新機種DVF-TD14CLDとの比較。60Hzでの値。

新製品の概要

品名 タイプ 形名 希望小売
価格(税込)
発売
予定日
ダクト用
換気扇
AC
モーター
ルーバーセット DVF-T14CL 18,165円 2012年
7月1日
ルーバー別売 DVF-XT14CX 16,065円
DVF-XT14C 17,115円
DVF-XT14CQ 18,165円
DC
モーター
ルーバーセット DVF-TD14CLD 34,440円 2012年
8月7日
ルーバー別売 DVF-XTD14CD 33,390円

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発売の狙い

 天井に設置されダクト配管を通じて換気するダクト用換気扇は、住宅や店舗・事務所など、様々な建築物に採用され、国内換気扇市場の約4割を占めています。このように、室内空気環境を一定レベルに保つためには欠かせないダクト用換気扇ですが、室内空気環境の更なる改善・向上というお客様のご要望にお応えするためには、換気風量アップと快適さを損なわない運転音の低減の両立、昨今の節電意識の高まりによる省エネ性、メンテナンス性、デザイン性、施工性など、多岐にわたって一層の機能向上が求められています。
  当社は今回、それらのニーズに応え、新開発の二つの方向から吸い込む両吸い込みファン「ツインエアロファン」やDCモーターの搭載により、換気風量、運転騒音、省エネ性に配慮したダクト用換気扇の新製品6機種を発売します。新製品は、羽根を工具なしで簡単に着脱できる構造を採用し、メンテナンス性も向上させています。また、ルーバー別売タイプのラインアップ追加により、換気扇本体とルーバーを別々に発注することができますので、換気扇本体とルーバーの設置工事時期が異なる場合に便利であるだけでなく、室内インテリアのお好みにあわせたルーバーのタイプをラインアップの中からお選びできます。

主な特長

1.ツインエアロファンを搭載

 一方向から吸い込む片吸い込みファンは、ファンの高さ寸法を大きくすると理論上性能が向上しますが、ファンの吸い込み側から見て奥の方が有効に活用されず、理論通りの改善につながりませんでした。ファンの手前側からだけでなく、奥側からも吸い込む「ツインエアロファン」とすることで、風量をアップし、騒音を低減させています。これにより換気風量が14%注1アップし、運転騒音が3dB低減注1しています。

  • 注1:当社従来機種DVF-G14CL4と新機種DVF-T14CLとの比較。ダクト配管30m相当、60Hzでの値。


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2.DCモータータイプをラインアップ

 従来のDCモーターは、制御回路を別部品として換気扇本体に組み込むため、所定サイズの換気扇に組み込むことが難しく、コスト面でも課題がありました。新開発のDCモーターは、制御回路を内蔵させ、ACモーターと同サイズにすることで、ACモーターを搭載する機種と本体構造を標準化することができました。
  DCモーターは、ACモーターに比べて効率がよく、消費電力を最大約8割低減注1、実使用時には約4割低減注2しています。
  DCモータータイプは、ダクト配管の長さや曲がりに影響されずに換気風量を一定に保つ「定風量機能」を搭載しています。この機能により、換気計算による機種選定が楽になり、配管設計変更にもすばやく対応することができます。また、従来機種に比べ風量を40%アップした「急速運転モード」を搭載し、汚れた空気や臭いをすばやく排気します。

  • 注1:当社従来機種DVF-G14CLQD3と新機種DVF-TD14CLDとの比較。ダクト抵抗0Pa、60Hzでの値。
  • 注2:当社従来機種DVF-G14CLQD3と新機種DVF-TD14CLDとの比較。ダクト配管30m相当、60Hzでの値。


3.羽根の着脱が可能となり、お手入れが簡単

 羽根に埃などが付着すると、換気風量が低下し、運転騒音が増大します。性能を回復させるためのメンテナンス方法として、従来は掃除機で埃を吸い取ることしかできず、充分ではありませんでした。新製品は、ベルマウスカバーを開き、羽根を工具なしで外すことができる構造を採用し、外した羽根を水洗いすることができます。

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4.ルーバー別売タイプをラインアップ

 新デザインルーバーを5種類ラインアップし、お好みに合わせて選べるようにするとともに、換気扇設置工期に合わせて換気扇本体(別売ルーバータイプ)とルーバーとをそれぞれ発注できるようにしました。換気扇本体はDCモータータイプ1機種、ACモータータイプ3機種をラインアップしており、その組み合わせにより20通りのバリエーションに対応できます。

その他の特長

1.梱包容積を削減

 従来機種から採用しているオール段ボール包装はそのままで、梱包容積を従来機種に比べて17%削減注1しています。物流費や廃材の削減につながります。

  • 注1:当社従来機種DVF-G14CL4と新機種DVF-T14CLとの比較。

2.再生プラスチックを使用

 使用しているプラスチックの約半分に再生プラスチックを使用、省資源化に貢献しています。

環境への取り組みについて

 東芝グループは、「地球内企業」として持続可能な地球の未来に貢献するため、「東芝グループ環境ビジョン2050」を策定し、総合環境効率を2000年度基準で2050年度までに10倍に高める目標を掲げています。この実現に向け、「東芝がモノを作るときのエコ“Green of Process”」、「東芝の作る製品がエコ“Green of Product”」、さらに、効率の高いエネルギー供給機器の開発などの「環境技術で貢献するエコ“Green by Technology”」、の3つのGreenで地球との共生や豊かな価値の創造のための取り組みを行っていきます。
  東芝グループは、こうした環境への取り組みを一層加速するとともに、広く訴求するため、「ecoスタイル」をグローバル統一ブランドと定めています。

【お問い合わせ先】

■本資料についてのお問い合わせ先:広報室
TEL:03-6409-1735
■お客様からの商品に対するお問い合わせ先:換気統括部
TEL:03-6409-1596

プレスリリース記載の情報(商品価格/仕様、サービスの内容、お問い合わせ先等)は、発表日現在の情報です。
予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

以上

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