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東芝業務用ヒートポンプ給湯機『ほっとパワーエコBIG III』新発売
東芝業務用ヒートポンプ給湯機『ほっとパワーエコBIG III』新発売
- 耐震強度の向上を図った業務用ヒートポンプ給湯システム -
2015年1月26日
日本キヤリア株式会社
日本キヤリア株式会社(取締役社長:近藤弘和、所在地:神奈川県川崎市)は、2015年3月2日より、耐震強度の向上を図った東芝業務用ヒートポンプ給湯機「ほっとパワーエコBIG III」を発売する予定です。
東芝業務用ヒートポンプ給湯機「ほっとパワーエコBIGシリーズ」は、2004年の発売から既に約10年が経過しますが、空調機の技術を応用した高い省エネ性によるランニングコストおよび導入コストのメリットに加え、メンテナンスのし易さ等によりお客様から変わらぬ評価を受け、小規模な店舗から大規模な施設まで、幅広くお湯を使用する業務用途で使用されています。
本商品は、年間加熱効率注14.0の省エネ性能で耐震クラスA注2を達成したヒートポンプ式の給湯システムです。さらに外部出力端子や再加熱ヒートポンプユニットなどを使用することで、使用する施設にあわせたシステムアップが可能となりました。また、設置可能な最低外気温度を従来の-5℃から-10℃まで広げたことで据付対象地域の拡大を図ります。
新商品の主な特長
1.再生可能エネルギー注3を使う省エネ給湯システム
高効率ロータリコンプレッサを搭載したヒートポンプユニットは、再生可能エネルギー注3である大気の熱を集めてお湯を沸かす、環境に配慮した給湯システムです。年間加熱効率注14.0の省エネ性能を発揮することで、従来の都市ガスボイラーに比べてCO2排出量を約34%と大幅に削減注4します。
2.耐震強度アップを図り耐震クラスA注2を達成
貯湯タンクユニットの脚部の構造と材厚を見直し剛性を向上させ、脚の設置面積を広げると共に最大6本のアンカーボルト固定を可能とすることで、上部の固定との組み合わせで耐震クラスA注2までの据付ができるようになりました。
3.貯湯タンクユニットの外装に汚れが付きにくいコーティングを採用
貯湯タンクユニットの外装に、雨筋汚れが付きにくい親水性のあるコーティング(セルフクリーニングビューコート)を採用しました。屋外に設置した貯湯タンクユニットの汚れが付きにくいのでキレイな外観が長続きします。
【図1.外装コーティング効果】
4.外部出力端子搭載でシステムアップが可能
貯湯タンクユニットに搭載した外部出力端子からは、貯湯タンクのお湯が少なくなったことを検出できます。この端子を使用すれば現場にあわせたシステムアップが可能となります。例えば、既存の給湯システムを廃止せずにバックアップ用として併用することができれば、イニシャルコストを抑えたシステムや万一の故障時のリスク解消ができるシステムなどの構築が図れます。
5.再加熱ヒートポンプユニットで即湯システムに対応
給湯配管を循環方式にして再加熱ヒートポンプユニットをオプションとして併設することで、湯待ち時間が短い即湯システムが可能で、施設利用の上での快適性を高めることができます。再加熱ヒートポンプユニットはヒートポンプ給湯機のリモコンと連動しますので、例えば「休日設定」機能と連携して、運転の入切の手間を軽減すると共に無駄な運転をせず省エネになります。
【図2.即湯システム】
6.最低使用外気温度を-10℃まで拡大
従来機種は、使用外気温度が-5℃以上の地域でしか性能を十分には発揮できず、お客様の設置のご要望にお応えすることができませんでしたが、今回、使用外気温度を-10℃まで広げたことで今まで据付を推奨できなった地域へ対応の輪を広げ、再生可能エネルギーであるヒートポンプ給湯機の省エネ性のメリットをご提案できるようになりました。
新製品の概要
- 注釈一覧
- 注1:一般社団法人日本冷凍空調工業会規格JRA4060:2014に基づく実際の使用状況に近い条件から求めた一年間の平均性能。
- 注2:耐震クラスAとは日本建築センター「建築設備耐震設計・施工指針(一般財団法人日本建築センター)」)における、局部震度法による建築設備機器の設計用標準震度」に相当する荷重貯湯タンクに印加した時に耐えること。
KH=1.5(満水質量の1.5倍の荷重)に耐えること。
- 注3:エネルギー供給事業者による非化石エネルギー源の利用及び化石エネルギー原料の有効な利用促進に関する法律(以下、同法という。)において「エネルギー源として永久的に利用ができるもの」と定義されている。主に太陽光、風力、水力、地熱、バイオマス等があげられ、これらのエネルギーは枯渇することなく繰り返し使え、発電時や熱利用時に地球温暖化の原因となるCO2をほとんど排出しない優れたエネルギーであり、ヒートポンプも2009年に同法で「再生可能エネルギー」と位置づけられている。
- 注4:【東京電力2013年度実績】0.521kg-CO2/kW 【都市ガス】2.29kg-CO2/m3
給湯施設:ビジネスホテル(利用人数135人)、仕様湯量;27トン/日(給湯温度60℃換算)
仕様表
- *1:貯湯タンク連結数(1:1連結、2:2連結、3:3連結、4:4連結)、ダブル給湯タイプは、末尾にW追加
- *2:一般社団法人日本冷凍空調工業会規格 JRA4060:2014に基づく作動条件:外気温(乾球温度/湿球温度)16℃/12℃、水温17℃、沸き上げ温度65℃の場合。
- *3:一般社団法人日本冷凍空調工業会規格JRA4060:2014に基づく実際の使用状況に近い条件から求めた一年間の平均性能。
- *4:耐震クラスAとは日本建築センター「建築設備耐震設計・施工指針(一般財団法人日本建築センター)」における、局部震度法による建築設備機器の設計用標準震度」に相当する荷重貯湯タンクに印加した時に耐えること。
KH=1.5(満水質量の1.5倍の荷重)に耐えること。