ニュースリリース
冷媒漏えい検知システムを構築可能な熱源機の新モデル
空冷ヒートポンプ式熱源機の新モデル発売について
2022年01月26日
東芝キヤリア株式会社
東芝キヤリア株式会社(取締役社長:久保徹、所在地:神奈川県川崎市)は、空冷ヒートポンプ式熱源機「ユニバーサルスマートX」、「ユニバーサルスマートX EDGEシリーズ」、「ユニバーサルスマートX EDGE32シリーズ」の新モデルを2022年5月に発売します。新モデルは、業界で初めて注1JRA GL-17注2に対応した冷媒漏えい検知システムの構築を実現します。
新商品の主な特長
1.JRA GL-17に対応した冷媒漏えい検知システムの構築
冷媒漏洩を早期に発見することにより、万が一の冷媒漏えい発生時に、お客様の熱源機の冷媒漏えい量削減のみならず熱源機の運転効率の低下による消費電力の増加や能力不足の抑制に貢献します。
新モデルでは、従来から熱源機で計測しているデータを元に新たに開発した冷媒漏えい診断技術と、当社の遠隔監視システム「TCCR-NET」注3によるデータ保存および管理者へのメール通知機能を組合せることでJRA GL-17に対応した冷媒漏えい検知システムの構築を実現しました。
2.多彩なラインアップ展開により様々な顧客ニーズに幅広く対応
(1)熱源機「ユニバーサルスマートX EDGE32シリーズ」に新たなラインアップを追加
・業界最大クラスの冷却専用80馬力
・「停電時自動復帰制御機能」、「高速立上げ制御機能」を標準搭載したデータセンター向けモデル
(2)対象規模の異なる2つのグループコントローラーをラインアップ
・高機能型グループコントローラー「T-CENT.SYSTEM」(ティーセントシステム)
大規模施設向けで最大128台のセントラル熱源機器の群制御が可能であり、計装システムの構築が容易
・コンパクト型グループコントローラー「グループリモコン」
小規模な群制御機能を搭載したコンパクトでリモコンとしても活用可能
3.ZEB設計への対応
部分負荷特性に優れたDCツインロータリーコンプレッサーと各モデル・能力ランク毎の最適チューニングにより高い省エネ性を実現しております。エネルギー消費計算プログラム(非住宅版)注4の解説で定義された空冷モジュール形のチラーの条件を満たすモデルを多数ラインアップ、ホール等大空間でのZEB設計に幅広く対応します。
新商品ラインアップ
●熱源機
●コントローラー
- 注12021年12月現在。空冷ヒートポンプ式熱源機(空冷式チラー)において。当社調べ。
- 注2業務用冷凍空調機器の常時監視によるフロン類の漏えい検知システムガイドライン
- 注3有償契約が必要
- 注4「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」に基づく省エネルギー基準への適合性を判定するためのツール
- 注5冷却のみ判定。◎は全機種該当、〇は標準タイプ該当/高COPタイプ非該当
外観
東芝キヤリアグループ環境未来ビジョン
東芝キヤリアグループは、2007年に東芝グループで策定した「環境ビジョン2050」における「地球温暖化防止」「資源の有効利用」「化学物質管理」の3つの課題に取り組んできました。2020年、新たに策定された「東芝グループ環境未来ビジョン2050」は、「豊かな価値の創造と地球との共生をめざした環境経営を通じて持続可能な社会の実現に貢献する」ことを目的とし、持続可能な社会、すなわち脱炭素社会・循環型社会・自然共生社会の実現をめざします。2050年のあるべき姿に向けて「気候変動への対応」「循環経済への対応」「生態系への配慮」の3分野への取り組みを推進していきます。
お問い合わせ先
■本ニュースリリースに関するお問い合わせ先
東芝キヤリア株式会社 広報室 ℡070-2497-8045
■本製品に関するお客さまからのお問い合わせ先
東芝キヤリア株式会社 国内商品企画部 ℡044-576-4912
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