東芝キヤリア株式会社

ニュースリリース

笠間市と東芝キヤリアが農産物の価値の向上および6次産業化に向けた連携協定を締結

2022年05月20日

笠間市
東芝キヤリア株式会社

 笠間市および東芝キヤリア株式会社(以下、東芝キヤリア)は、農産物の価値向上および6次産業化に向けた連携協定を締結します。本協定により、冷蔵、冷凍された農産物の品質向上と共に、栽培から加工、販売までを含めた1次、2次、3次産業の融合による6次産業化を検討し、収益性の高いビジネスモデルの構築を目指します。調印式は、5月25日に笠間市役所にて開催予定です。

 笠間市は、栽培面積が日本一の栗の産地として、笠間市第二次総合計画において「笠間の栗」をはじめとする地場産品の地域ブランド強化を推進しており、その一環として、栗の生産および加工支援事業に注力しています。収穫された栗は、加工用途別に、冷凍または冷蔵により貯蔵されます。今回、栗の低温貯蔵に関する課題を明確化し、農産物の品質と価値の向上を図るため、対象となる農産物に合わせた温度制御の最適化について、笠間市と東芝キヤリアが連携協定を締結する運びとなりました。

 本協定では、東芝キヤリアが強みとする冷凍機などの熱源機技術に加えて、気流解析技術を活用し、庫内の温度分布や気流などを可視化、分析することで、既設の冷蔵設備の規模に応じた最適な冷凍・冷蔵装置を提案します。また、東芝キヤリアの新規ビジネス開拓における知見を活用し、ワークショップやフィールドワークにより、笠間市の栗および加工方法をブランド化した6次産業のビジネスモデルを提案します。

 笠間市は、本協定をはじめ、デジタルトランスフォーメーションの推進や新たな技術の導入、公民連携を推進し、効果的で持続的な行政運営と地域社会の形成を目指します。
 東芝キヤリアは、今後もヒートポンプの技術を活用し、SDGsの達成に向け、これからのヒートポンプ技術に求められる新たな可能性や価値を提案し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

  • 1次産業としての農林漁業と、2次産業としての製造業、3次産業としての小売業等の事業との総合的かつ一体的な推進を図り、農山漁村の豊かな地域資源を活用した新たな付加価値を生み出す取り組みのこと。

協定の概要

1.期間 
 2022年5月25日~2023年3月31日

2.場所
 笠間市内

3.実証試験の概要
 笠間市内の事業者および個人生産者を対象とし、規模に合わせた冷蔵貯蔵方法を提案、小型冷蔵庫の提供、既設の冷蔵貯蔵庫の温度分布を最適化、実証実験により糖度を確認する。また、農産物の栽培から加工、販売まで含めた6次産業化の構想を検討し、価値を最大限活かすことのできる次世代ビジネスモデルを提案する。

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東芝キヤリア株式会社 広報室 ℡070-2497-8045

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