再加熱ユニットの応用事例 春日井製菓(株)笠取北工場 様
チョコレート原料を加熱・保温する熱を電気ヒーターからヒートポンプ方式へ
本来、「再加熱ユニット」は、ほっとパワーエコBIGⅡのシステムの1つで給湯循環回路やタンク保温回路に保温を目的として使われますが、再加熱ユニットのみを採用した事例をご紹介致します。
主な納入機器
- 再加熱ユニット HWS-602H-11 HWS-452HR-11
●リニューアル前のシステム
平日の昼間(7:00~17:00)は、貫流ボイラーからタンクに蒸気を送ってタンクでお湯を作り、チョコレート溶解ミキサーに送湯。
夜間(17:00~7:00)と土・日・祝日は、タンクについている電熱ヒーターを使って送湯。
●リニューアル後のシステム
一日中再加熱ヒートポンプユニットを利用してお湯を作るシステムに変更。
ご採用のポイント
蒸気ボイラーと電熱ヒーターを使用していましたが、大量のエネルギー消費となっており、加えて電熱ヒーターが経年で老朽化したため更新を検討した結果、COPのよいヒートポンプ方式を採用する事となった。
効果検証
実測値では、消費電力量約50%削減、CO2減率約70%を実現しました。
検証項目 | (リニューアル前) | (リニューアル後) |
---|---|---|
蒸気加温+電熱加温 11月8日~11月14日 |
ヒートポンプ加温 11月15日~11月21日 |
|
ガス使用量[Nm3] | 87 | ー |
電力量[kWh] | 783 | 384 |
二酸化炭素排出量[kg-CO2] (削減率) |
532(基準) | 160(▲69.9%) |
- ※ 電気のCO2排出係数は、2009年度中部電力排出実績より換算した数値を使用0.417[kg-CO2/kWh]京都メカニズム後の数値
- ※ 都市ガスの発熱量(一次エネルギー換算値)CO2排出係数は、東邦ガスHPに公表されている数値2.36[kg-CO2/Nm3]、46,046[kJ/Nm3]
ヒートポンプシステムに更新したことによる省エネ・低CO2削減の取り組みが評価され、平成22年度「食品産業CO2削減大賞」において、準グランプリに当たる農林水産省総合食料局長賞を受賞されました。
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