東芝キヤリア株式会社

低温機器

取扱説明書の「試運転と各種設定方法について」に記載されている「運転圧力設定について」のページをご参照ください。基板の「SET」「CANCEL」「UP」「DOWN」の各スイッチを操作することで運転圧力の設定が可能です。また、初通電時以外にも運転圧力の設定を変更することができます。この場合は、基板の「DISP」ロータリスイッチを16番にした状態で基板の「SET」を長押しすると、運転圧力を変更するモードになります。
E74エラーは吐出温度(TD)センサーと凝縮器温度(TC)センサーの値が5K以下を15分検知した場合に出るエラーです。まずは冷凍機の運転状態(運転もしくは停止)をご確認いただき、運転している状況でE74が出ていれば、蒸発器側に異常がないかご確認ください。試運転時または、設置後の早い段階で発生している場合は、冷媒過多の可能性があります。
蒸発器側にある原因としては、膨張弁の不具合や庫内冷却ファンの故障、除霜不良等が挙げられます。冷凍機側の不具合として、液インジェクション用電子膨張弁での異物による不良、コイル不良が考えられます。
インバータ機種なので、始動電流は運転電流程大きくはありません。最大負荷電流は10A以下です。
異常確定前であれば、自動復帰します。ただし、冷凍機の遅延制御が入りますので、復電してから最長3分後に運転を開始します。
冷凍機として定義はありません。瞬時停電が起きると電圧不足となり、インバータ基板(IPDU基板)の電解コンデンサに十分な電圧が確保できず、運転中であれば圧縮機やファンモータのエラーを検出して一旦停止させ、遅延制御後に再起動を行うものです。
Φ25の穴1か所とΦ20×88のバーリング穴が5か所あります。それを塞ぐのは、店舗・オフィス用エアコンのカタログをご参照ください。 また防水ゴムキャップBがバーリング穴径 20Φ×88 用のものとなります。
制御盤の電源は冷凍機に用意していません。別途ご用意をお願いします。電磁弁用の電源L1、L2は、圧縮機停止後約2分30秒間、および製品運転停止スイッチ(SW20 No.1)がOFFの場合、さらに冷凍機異常にて冷凍機が停止中は電源が供給されません。(液戻り防止のためです)単純にポンプダウンしたいのであれば、電磁弁とL1の間の配線に接点を設けてください。
「低圧ディファレンシャル制御」を選択すれば一定の回転数で運転可能です。設定方法は取扱説明書12章『試運転と各種設定方法について』を参照してください。
当社の場合、周囲温度以下の過冷却を行っていないので、特に断熱は必須ではありません。スイッチもありません。
可能です。取扱説明書11.6章『各端子台への配線方法』をご確認ください。また、スイッチSW26のNo.4の設定で、運転と停止時の接点出力を変更することも可能です。取扱説明書12.2章『運転前の設定について』を参照ください。
停止時の液戻りを防止して、故障を出来るだけ予防するために改善しました。ATシリーズは異常停止時に電源供給を遮断します。AUシリーズはコントロール停止時および異常停止時に電源を遮断します。
過負荷時等の対応で余裕度を設けた推奨値になっています。
圧縮機の構造上、オイル交換や補充はできません。尚、弊社エステル油を使用した冷凍機からの入替で、配管内にコンタミ等が発生していない場合は、冷凍機油の交換は基本的に不要です。
①低圧一定制御の場合、最低能力よりも負荷が小さい事が想定されますので、運転時間を延ばす事は困難です。負荷側の温度制御ディファレンシャルを大きく取り、停止時間を延ばしてください。
②黄色ダイヤルスイッチDISPを2にするとデータ表示モードとなり、7セグメントLEDにて数値で確認できます。
③冷凍機油は同じなので、冷媒回収して入替え可能ですが、冷却器側の膨張弁等を冷媒に適したものにR404A用に交換する必要があります。
R410A冷媒を使用する事で冷凍能力を上げる仕様にはなっておりません。R410A冷媒は冷媒物性上、R448A/R449Aに比べ少ない冷媒循環量で同等の冷凍能力を出力できるため、最高運転周波数を下げています。そのため、運転周波数抑制することにより低騒音化のメリットがあります。
停止時の液戻りを防止して、故障を出来るだけ予防するために改善しました。ATシリーズは異常停止時に電源供給を遮断します。AUシリーズはコントロール停止時および異常停止時に電源を遮断します。
一定速機も同様ですが、下記の設定値で設定してください。
  • カットイン値:設定温度より5℃程度低い飽和温度圧力値
  • カットオフ値:カットイン値より0.1~0.2MPa低い値
冷凍機を停止させる際、ポンプダウン制御としますが、カットオフ値を設定して停止圧を自由に設定したいとのニーズがあるためです。従来機は-0.03MPaまで停止しないので、ポンプダウン停止までに時間が掛かり、使いにくいとの声があり仕様変更しました。
「高調波抑制対策ガイドライン」の対象となるのは、300Vを超える機器、または1相あたりの定格電流20Aを超える冷凍空調設備機器ですので、本機種は高調波発生量計算の適用対象外です。
本機種はR448Aも対象機種ですので、そのまま使用可能です。
バックアップ時も除霜は入ります。
工場出荷時は、酸化防止のため、内圧が掛かる程度に窒素ガスが入っています。使用する冷媒は、現地封入して下さい。
RB74AFは冷凍機油の製品名で、VG74は粘度グレードを示すもので同じ種類の油です。
①アルミ材は使用しておりません。
②カタログ等に冷却水の水質基準を記載 水処理メーカ(ショーワ等)に水質調査をかけ合致した洗浄剤等の指示により実施してください。
通信線(4芯)の両端の端子(1番:DC12V端子-4番:GND端子)にDC12Vが掛かっているので、リモコン基板のところで電圧測定し、リモコン基板の故障かそれ以外の故障か切り分けて判定してください。
リモコンの[設定]、[高]、[低] ボタンを同時に押してコントローラの制御設定に入ります。詳しくはコントローラ(TA-CONT-V2,TA-COMT-VL1(-VM1,VH1))の取扱説明書をご参照ください。
試運転モードにして低圧カット値を-0.03MPaにして運転させ、吐出側サービスポートを全閉にしてください。ポンプダウン停止したら吸込み側サービスポートも全閉にしてください。

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