ニュースリリース
東芝キヤリアのビル用マルチ空調システム「スーパーマルチuシリーズ」が「日本冷凍空調学会技術賞」を受賞
2022年01月28日
東芝キヤリア株式会社
東芝キヤリア株式会社(本社:神奈川県川崎市、取締役社長:久保徹)のビル用マルチ空調システム「スーパーマルチuシリーズ」が、公益社団法人日本冷凍空調学会より第49回「技術賞」を受賞しました。
公益社団法人日本冷凍空調学会は毎年、優秀な学術・研究に対して評価・表彰を行っており、その一つである「技術賞」は、冷凍・空調分野および食品冷凍・低温生物分野・医療分野における製品・機器・装置・設備・システム・施工法などの新技術を対象とし、数年以内に完成し実用化された画期的かつ有用な設備や製品に贈られる賞です。
当社は今後もヒートポンプ技術を軸に、将来に向かって革新的な技術を生み出し、お客様の様々なニーズに的確に対応できる熱応用ソリューションによる製品・サービスの提供することで、社会ならびに地球環境に貢献していきます。
製品概要
近年、ビルの空調システムは老朽化に伴う更新だけではなく、高効率かつ環境性能の高い機器への置き換え需要の高まりにより、空調更新の需要が増加しています。しかしながら、高効率化に伴い室外ユニットは大形化し、主な設置場所である中小規模ビル屋上における設置スペース確保の課題や、システム全体を更新するための予算確保、空調停止影響の少ない春秋に工事が集中、工期の長期化などの課題がありました。「スーパーマルチuシリーズ」は、それら課題の解決を目指し、「コンパクト・省エネ」+「ビル空調のライフサイクルコスト(LCC)低減を実現する新たなソリューション」をコンセプトに開発したビル用マルチ空調システムです。
技術概要
1.高い省エネ性能とコンパクト化を両立
新開発のDCロータリーコンプレッサーとインバーター、熱交換器・ファン等、様々な要素技術の組合せにより冷暖切替型スタンダードクラスとしてトップクラスのAPF注1を実現しました。
2.新旧混在運転による部分更新対応を実現
当社過年度モデル注2との通信仕様互換機能を折り込み、新旧システムの混在運転を可能としたことで、業界初の室外機、室内ユニット、リモコン等の部分更新を実現しました。室外機のみの入れ替えや空室のユニット、故障したユニットから順次入れ替える等、使用状況や予算等に応じてフレキシブルに対応することで更新時の投資抑制に貢献します。
3.快適性を保つ除霜運転
一般的な除霜運転は冷凍サイクルを逆転するため、室内熱交換器温度は低くなり、室温低下・冷風落ち等で快適性を損ねていました。個別除霜は2台以上の室外連結システムにおいて、室外機が交互に除霜するため、室内熱交温度の低下の抑制と除霜運転時間の短縮を図ると共に、ロータリーコンプレッサー特性を活かした新除霜制御技術を採用することで暖房運転の全運転範囲で室温低下・冷気落ち等の抑制に貢献します。
製品詳細は、以下を参照ください。
<製品紹介>
ビル用マルチエアコン「スーパーマルチuシリーズ」
<プレスリリース>
ビル用マルチエアコン「スーパーマルチuシリーズ 暖太郎」の発売について
ビル用マルチエアコン「スーパーマルチuシリーズ高効率S仕様」の発売について
ビル用マルチエアコン「スーパーマルチuシリーズ高効率仕様」の発売について
- 注12022年1月現在。ビル用マルチエアコンにおいて。当社調べ。
- 注2当社スーパーモジュールマルチシリーズ(R410A 冷媒)の室外機、室内ユニット、リモコン、集中コントローラ等。
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