日本キヤリア株式会社

生物多様性保全活動

富士事業所(静岡県)

富士山麓での植樹活動

静岡県富士市が主催する「富士山麓ブナ林創造事業」に協賛し、またecoスタイルリーダーを中心とするメンバーが毎年植樹活動に参加しています。また静岡県および富士市との「しずおか未来の森サポーター」協定に基づく「静岡県富士山こどもの国」での森づくり活動として、苗木の植林・補植と下刈作業を新入社員導入教育の研修を兼ねて実施しています。社会・環境報告書の印刷に使用している「ふじのくに森の町内会」の紙は、紙代の一部を間伐の費用として運用されています。

富士山麓での植樹
富士山麓での植樹
下草刈り
下草刈り
ふじのくに 森の町内会 認定証
ふじのくに 森の町内会 認定証

事業所内での生物保護(メダカなど)

敷地内に池と緑地からなるビオトープを設置し、トンボのヤゴや絶滅危惧種のメダカ(環境省、静岡県)、重要種(静岡県)のシランなどの様々な生物を長年保護しています。近隣小学校の児童が工場見学のために来場した際に、あわせて生物観察を実施したりしています。また、敷地の中央エリアから敷地境界付近に移設したことから、敷地境界をまたいで空中で接する緑地や外部河川とのつながりを意識して活動をしています。

近隣小学生によるビオトープ観察の様子
近隣小学生によるビオトープ観察の様子
ビオトープの看板
ビオトープの看板

メダカ
アオモンイトトンボ
アオモンイトトンボ

隣接河川での生物調査

生物調査の対象エリアを敷地内より広げ、事業所の最終放流口が接する外部河川(田子江川)でも実施しました。その結果、当社の排水からの悪影響がないのはもちろんのこと、アユ、ヌマチチブ、ウグイ、ミナミテナガエビやヘイケボタルの幼虫、絶滅危惧種のニホンウナギなど、多種の生物が生息する豊かな環境であることが確認されました。この調査結果を纏めたカードや下敷きなどを作成しPR活動に取り組んでいます。

生物調査の様子
生物調査の様子
ヘイケボタル(幼虫)
ヘイケボタル(幼虫)
生物調査結果に基づく配布物
生物調査結果に基づく配布物
ヌマチチブ
ヌマチチブ

津山事業所(岡山県)

事業所内での生物保護(サクラタデ、イヌセンブリなど)

敷地内に雑木林や池、竹林があり、事業所の周囲の環境と一体となったビオトープが形成されています。林の中には散策路があり、里山のような自然を感じられる従業員の憩いの場ともなっています。アカマツを植樹したり、竹林の整備を行ったりするなど手入れを行いつつ、生物調査の結果を受けて準絶滅危惧種(岡山県)の植物であるサクラタデやイヌセンブリなどの生息地の整備・拡大も行っており、近年ではそれぞれ1500株前後、500株前後を保護しています。

事業所内のため池
事業所内のため池
サクラタデ
サクラタデ
サクラタデ移植先整備
サクラタデ移植先整備

在来種生物保護(調整池池干し)

敷地内にある調整池の清掃・池干しを行う際、在来種であるモロコ、メダカ、ヌマエビなどを一時的に隔離・保護し、作業後に池に戻しました。また外来種であるクサガメやウシガエルなどの駆除をあわせて実施しました。

調整池の外来種駆除
調整池の外来種駆除
モロコなど在来種の選別の様子
モロコなど在来種の選別の様子
ウシガエル(外来種)
ウシガエル(外来種)

掛川開発センター(静岡県)

センター内での生物保護(トノサマガエル、シラン)

敷地内にはウサギやタヌキなどの動物をはじめ、たくさんの昆虫や植物が生息しています。生物調査結果にもとづき、準絶滅危惧種(静岡県)であるトノサマガエルと重要種(静岡県)シランを保護対象とし、継続的な生息状況調査を行っています。敷地内の小さな湿地がトノサマガエルの産卵・生息場所となっていますが、夏の日照りによる湿地の干上がりを防ぐため、黒いネットの覆いを設置しています。これはトノサマガエルのみならず、湿地性の植物やそこに暮らすトンボなどの生息地を保全することに繋がっています。

日除け用ネット
日除け用ネット
トノサマガエル
トノサマガエル
シラン
シラン

保育園へのカブトムシ寄贈

地域交流と環境教育を兼ねて、敷地内で生まれたカブトムシの幼虫を近隣の保育園へ寄贈しています。産卵場所となっている刈草集積場所は、傾斜を付けて排水路を掘るなど、従業員有志が整備しています。幼虫の寄贈の際には、生態や飼育の仕方の説明を行い、園児がスムーズに受け入れられるようにしています。

カブトムシの幼虫の寄贈
カブトムシの幼虫の寄贈
カブトムシ産卵場所整備の様子
カブトムシ産卵場所整備の様子

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