東芝キヤリア株式会社

ニュースリリース

東芝キヤリア中国社の本社及び開発・製造建屋建設・移転について

2018年06月07日

東芝キヤリア株式会社

 東芝キヤリア株式会社(本社:神奈川県川崎市、取締役社長:近藤弘和)は、海外子会社である東芝キヤリア中国社(以下、TCACという。)の本社及び開発・製造建屋(以下、新社屋という。)を中国浙江省の杭州経済開発区に新たに建設し、移転することを決定しました。今年度上期中に着工し、2019年度中の完成・移転・稼働開始を予定しています。新社屋では、開発・試験・製造エリアを充実させ、合計で約4億人民元(約60億円※1)を投資する計画です。

 TCACは、2014年1月から中国浙江省の杭州経済技術開発区内で本社社屋・工場を賃借し、空調機器の開発・製造を進めてきましたが、開発・製造能力を強化するため、新社屋を設立し、移転します。当社のVRF※2は中国市場においても省エネ性や信頼性の面で高く評価されています。中国の業務用空調市場におけるVRFの需要は今後も継続的な拡大が見込まれており、中国で拡大する需要に長期にわたり対応していくため、高い生産効率と品質を実現する最新鋭の拠点を設立します。

 また、新社屋では業界トップクラスの高さ約120mの高落差試験タワー※3や最先端の試験室を備え、中国向け製品の開発スピード・商品競争力を向上させると共に、他地域向けVRF等の開発能力も強化し、グローバル展開を加速していきます。

 最先端の開発・製造拠点をあわせて設置・活用することで、中国市場の変化をいち早くとらえ、中国での事業拡大を図っていきます。


     ●新社屋イメージ図

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     ●東芝キヤリア中国社の概要
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  • ※1為替レート1人民元=15.1円にて計算した場合。
  • ※2VRF(Variable Refrigerant Flow)とは、ビル、商業複合施設及び大規模集合住宅等で主に採用される、可変冷媒流量制御技術を採用した「マルチ空調システム」のこと。中でも当社は、世界最大容量クラスのインバータ制御によるDCツインロータリコンプレッサを搭載し、同等出力の従来の冷媒流量固定式空調に比べて最大50%の省エネを実現することができるVRFを開発し、製造・販売している。
  • ※3建設予定の高さ約120mの試験タワーは業界トップクラス(2018年6月7日現在、東芝キヤリア調べ)
  • ※4キヤリア・アジア社(Carrier Asia Limited)は、香港に設立されているユナイテッド・テクノロジーズ (United Technologies Corporation)の子会社。

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