日本キヤリア株式会社

ニュースリリース

空気清浄機能を備え、更にタフネス&エコで新登場

店舗・オフィス用エアコンでは業界初「プラズマ空清」標準搭載・天井吊形エアコンおよび高効率タイプ ウルトラパワーエコ 「小容量クラスP40~P63形」新シリーズの発売について

2021年03月22日

東芝キヤリア

 東芝キヤリア株式会社は、店舗・オフィス用エアコンでは業界初※1となる本格電気集塵方式の「プラズマ空清」を標準搭載した天井吊形エアコンと、高効率タイプ「ウルトラパワーエコ」シリーズに新たにラインアップした小容量クラスP40~P63形を、2021年6月1日に発売します。

 昨今の新型コロナウイルス感染症の影響により、感染予防対策として空質環境改善のニーズが高まっており、特に幼稚園や学校などの教育施設、店舗などの商業施設における感染対策はスピードが求められています。こうした背景の中、当社は施工時間が短く導入しやすい天井吊形エアコンに独自の空気清浄技術を採用した「プラズマ空清」を標準搭載し、冷暖房をしながらきれいで良質な空気をお届けします。

 また、高効率タイプ「ウルトラパワーエコ」シリーズの小容量クラスP40~P63形は、環境性と省エネ性に優れた低温暖化冷媒HFC-32(GWP:675)を採用し、筐体のコンパクト化を進めP40~P50形で業界最小容積※1を実現するとともに、P56形のAPF※2は、業界トップ※1の省エネ性を実現しました。今回の小容量クラスのラインアップ化により、当社の店舗オフィス用エアコンは、高効率・標準タイプともに、P40~P280形まで幅広い能力帯の対応が可能となり、様々な用途の空調ニーズに応えてまいります。

主な特長とラインアップ

 1.店舗・オフィス用エアコンでは業界初※1本格電気集塵方式の「プラズマ空清」を標準搭載

  新商品は、当社独自の技術による本格電気集塵方式を採用した「プラズマ空清」を天井吊形エアコンへ標準搭載しました。プラズマ放電で汚れを帯電させ、熱交換器に吸着させる電気集塵方式で、熱交換器でキャッチした微粒子※3をマジック洗浄※4でドレン水と一緒に屋外へ排出します。

 空気清浄能力をしめすJEM空気清浄適用床面積は、P160形で40畳※5、6、一般的な学校教室(目安)の広さ約53畳 (88㎡相当)のお部屋を37分※6できれいにします。また、浮遊ウイルスを31分で99%空間から捕集し抑制します。さらに運転停止後は、プラズマクリーン(乾燥運転&プラズマ空清)効果で送風路の臭いを低減するので、エアコン内部をいつもきれいに保ちます。
 

図1:「当社独自技術:本格電気集塵方式・プラズマ空清」
図1
 
図2:プラズマ空清搭載・非搭載での減衰グラフ<約53畳(88m3)相当の空間> 
図2

 
図3:「空間に浮遊するさまざまな微粒子※3をプラズマ空清でしっかりキャッチ、抑制・除去します」
図3
 

2.業界トップ※1の省エネ性能と低温暖化冷媒HFC-32採用でより環境に配慮

  新ラインアップの高効率タイプ「ウルトラパワーエコ」シリーズ小容量クラスP40~P63形は、低温暖化冷媒HFC-32(GWP:675)を採用し、環境に配慮するとともに、筐体サイズの小型化でP40~P50形の室外機サイズは、業界トップの最小容積(0.124m3)※1を実現し、設置性の向上・運搬時の負担を軽減しました。さらにPMV※7の最適化マッチングとお部屋の空調負荷にあわせて、圧縮機の回転数を最小限に絞る当社独自の10rpsエコノミードライブ※8で運転時のエネルギー消費を抑え、P56形でAPF7.4と業界トップ※9の省エネ性を達成しました。

  今回の小容量クラスのラインナップ化により、高効率タイプ「ウルトラパワーエコ」シリーズは、小容量~大容量クラスまでのラインアップが拡充するとともに、当社店舗・オフィス用カスタムエアコンは、全ラインアップR32化となりました。
 
図4:「ウルトラパワーエコ:天井カセット4方向吹き出しタイプのAPF2015※2 /P40-P63形室外機寸法」
図4 図4_2
 
3.タフネス・過酷な環境化でも安心、冷暖房時のワイドな運転使用温度範囲と定格能力キープ外気温度

 近年の猛暑、激暑、寒波などの異常気象時の異常停止リスクを抑えるため、冷房運転時の室外温度上限は業界トップクラスの52℃※1、暖房運転時の室外温度下限は、業界トップ※1の-27℃と、タフで安心の信頼性を確保しています。また、冷房時の室外周辺温度が「46℃」に達する高温度条件下でも冷房定格能力をキープ、暖房運転時は、「-7℃」の低温度条件下でも定格能力をキープし過酷な環境化でも安定した運転が可能です。

 新ラインアップの高効率タイプ「ウルトラパワーエコ」シリーズP40~P63形も主要部品の耐久性評価による信頼性を向上させ、同運転が可能です。

 
図5:「ウルトラパワーエコ 運転使用温度範囲(℃)・定格能力キープ外気温度」
図5

  • ※12021年3月現在 店舗・オフィス用エアコンでの当社調べによる。
  • ※2Annual Performance Factorの頭文字の略。1年を通して、一定条件下でエアコンを使用した時の消費電力量1kWhあたりの冷暖房能力を示す。天井カセット形4方向吹き出しタイプ APF2015(JIS B8616:2015準拠)
  • ※3浮遊ウイルス【試験機関】(一財)北里環境科学センター【試験方法】25m3試験チャンバー(密閉空間)内にウイルス(1種類)を浮遊させ、エアコンを空清運転。
    経時的にチャンバー(密閉空間)内の浮遊ウイルスを捕集しウイルス数を測定【試験結果】AIC-RP1604Hにて送風運転(空清無し)と比べ31分で99%除去。
    【報告書No.】北生発 2020_0750 号
    ・浮遊菌【試験機関】(一財)北里環境科学センター【試験方法】25m3試験チャンバー(密閉空間)内に菌(1種類)を浮遊させ、エアコンを空清運転。
    経時的にチャンバー(密閉空間)内の浮遊菌を捕集し菌数を測定【試験結果】AIC-RP1604Hにて送風運転(空清無し)と比べ26分で99%除去
    【報告書No.】北生発 2020_0748 号
    ・浮遊カビ【試験機関】(一財)北里環境科学センター【試験方法】25m3試験チャンバー(密閉空間)内にカビ胞子(1種類)を浮遊させ、エアコンを運転。
    経時的にチャンバー(密閉空間)内の浮遊カビを捕集しカビ数を測定【試験結果】AIC-RP1604Hにて60分で99%減少
    【報告書No.】北生発 2020_0749 号
    ・花粉【試験方法】60m3評価試験ルーム内に30μmのAPPIE標準粉体を浮遊させエアコンを空清運転。経時的に評価試験ルーム内(室内中央・床上120㎝)の粉体数を測定。プラズマ空清搭載した他機種の測定結果より算出【結果】AIC-RP1604Hにて5分で99%減少。 (当社調べ)
    ・PM2.5【試験方法】日本電機工業会規格「JEM1467:微粒子状物質(PM2.5)に関する除去性能による【判定基準】。0.1μm~2.5μmの微粒子状物質を32m3(約8畳)の密閉空間で99%除去する時間が90分以内であること。(当社調べ)
    ・タバコの煙日本電機工業会規格(JEM1467)に準拠し確認、風量設定「急速」(当社調べ)。タバコの有害物質(一酸化炭素など)は除去できません。
  • ※4マジック洗浄 熱交換器(アルミフィン)に、優れた親水性を持つアクア樹脂をコーティング。油・汚れ等によるフィン表面の汚れを冷房運転中の結露水で洗い流します。
  • ※5日本電機工業会規格(JEM1467) 空気清浄機(システム)が30分でキレイにできる集じん能力(パワー)を、お部屋の広さ(畳数)で表したもの。
  • ※6日本電機工業会規格(JEM1467)準拠し確認、P160形天井吊形タイプ同時ツイン組合せにおいて。(当社調べ)
  • ※7PMV 電子膨張弁(Puls Motor Valveの略称)温度センサで検出した蒸発器出入口冷媒の温度差の電気信号を調節器で演算処理し、電気的に駆動して開閉の操作を行う膨張弁のこと。
  • ※810rpsエコノミードライブ、コンプの回転を1秒間に10回転まで落とすことができる、当社独自の低回転の運転。
  • ※92021年3月現在、店舗・オフィス用エアコン 天井カセット形4方向吹き出しタイプ P56形において。(当社調べ)

◎天井吊形 プラズマ空清標準搭載 組合せ仕様・価格例 ウルトラパワーエコ組合せの場合 (ワイヤードリモコン)

天井吊形 プラズマ空清標準搭載 組合せ仕様・価格例

◎天井吊形プラズマ空清標準搭載 新シリーズ外観

天井吊形プラズマ空清標準搭載 新シリーズ外観

◎ウルトラパワーエコ P40~P63形 組合せ仕様・価格例

ウルトラパワーエコ P40~P63形 組合せ仕様・価格例

◎ウルトラパワーエコP40形~P63形 新シリーズ外観

◎ウルトラパワーエコP40形~P63形 新シリーズ外観

プレス画像 (ZIP:16.92MB)

環境への取り組みについて

東芝キヤリアグループは「地球と調和した人類の豊かな生活」を2050年の“あるべき姿"として描き、その実現に向けた長期ビジョンである「東芝グループ環境ビジョン2050」を策定しています。このビジョンのもと、Green of Product(環境性能No.1製品の創出)、Green by Technology(エネルギーの低炭素化技術)、Green of Process(モノづくりの環境配慮)、Green Management(基盤活動の継続的向上)の4つの「Green」で環境経営を推進しています。

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