日本キヤリア株式会社

社員インタビュー

[写真] 斉藤 壮軌
  • 開発設計
  • 斉藤 壮軌
  • 2016年入社
  • 所属:機能部品設計部
  • 卒業学科:総合理工学専攻

私の仕事

製品に合わせたファン設計を担当しています

日本キヤリアはヒートポンプ技術を軸とした製品を製造・販売する企業です。主要品目にエアコン(オフィス、設備用)、ヒートポンプ給湯器、コールドチェーン機器、換気扇などが並びます。その中で私は、前述した品目の殆ど全てで使用されている「ファン」の設計を担当しています。
ファンは、基本的に製品の内部にある部品です。覗き込まないと見えない隠れた部品ですが、ファンが回転し風を動かさないと製品は能力を発揮することができません。
 そんな重要な部品であるファンですが、製品や内部の構造によって最適なファン形状が異なっているため、製品に合わせてファン設計をしていく事になります。(例えばエアコンと換気扇で求められるファン形状が違うのはイメージがつくと思います)。
そのため、格好よく私の仕事を一言で表すと、「ファン形状を製品に合わせてマッチングさせる事」になります。

仕事の好きなポイント!

自分のアイデアが大きく性能に影響する

私がこの仕事が好きなポイントは2つあります。
1つ目は、自分のアイデアが数字で評価できる点です。ファンは基本的に1つ、多くとも2-3つの部品で構成された回転体です。シンプルな部品であるため、その性能は形状に依存しています。逆に言うと自身のアイデア1つで大きく性能に影響を与えられます。自分のアイデアによるファン性能の変化に一喜一憂しながらのファン開発にやりがいを感じています。
そして、それらを可能にできる環境があるのが2つ目の好きなポイントです。アイデアを検証するための3次元CADや解析ソフトウェアが有り、さらに実際に物で実験を行うための3Dプリンターや工作室が業務環境として用意されております。
自分のアイデアをPC上で検証し、良いものは実際に物を作って評価できる。モノ作りが好きな人にはとても良い環境だと思います。

ズバリ!私がこの会社を選んだ理由/ここが好き

身近で使用する(社会インフラ)製品の完成品メーカで働きたかった

私の就職活動は、次の2つの考えを軸に行っていました。1つ目は社会インフラとして使用される設備や製品類は、流行り廃りが小さいため需要が安定していそうだということ。そして、2つ目は技術者として製品の完成を見届けたいという気持ちがあったため、できれば完成品メーカで働きたいという強く思っておりました。以上の二つの考えを軸にして様々な企業にエントリーをさせて頂きましたが、その中で「空調設備」を扱う「完成品メーカ」として日本キヤリア(株)にもエントリーをしました。
私が最終的に日本キヤリアを選んだ決め手は空調機の「身近さ」でした。今まで、身近で便利に使ってきた空調機の開発に携わってみたいと思い、この会社を志望しました。

将来の目標や夢

身近にあるからこそ気付く不満を解決したい

エアコンは室内にも室外にも設置され、ほぼ1年を通じて身近で稼働しています。しかしながら、身近であり、自身で使用できる製品であるがゆえに、不満な点が目につくことがあります。
ファンで例えれば、シーズンオフの際、ファンに埃やゴミがまとわりついているのを掃除する時です。とっても掃除し難くないでしょうか?私は、もっと掃除がしやすければ良いのに、ファンが外せれば楽なのにと思いながら毎シーズン掃除しています。…残念ながら、上記の不満に関して解決策は未だ思いついておりませんが。
上に挙げたファン掃除に関してはあくまでも一例ですが、製品設計をするうえで実際に使う人の側に立って考えるのは大事だと考えています。そういった視点を忘れることなく、ファン設計をしていく事が今の目標です。

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